女装で行く上野特選劇場|館内図・客層・交流・シアター内外の違い

上野特選劇場の館内を背景に立つショートカットの女装男子と「女装で行く上野特選劇場」

上野特選劇場は、500円で入れる大人の映画館だ。
この映画館はカオスだと噂がある。

女装などで触れ合うばとして、他の場所に行ったとしても上野特選劇場は、なんとなく怖くていけない。って人もいるかもしれない。

たしかに、他と比べるとカオスかもしれない。
だけど、必ずしも怖い場所ではない。
そのあたり、受付からシアターまでの館内、客層、女装で入ったときに実際に起こることまで、僕が通ってきた範囲で書いていく


上野特選劇場は、その名の通り上野にある。なので、上野で女装で着替え、荷物を預け、少し休んでから目的地へ向かう流れがいい。
上野での着替え場所、コインロッカー、カフェまで含めた上野の町は、下記でまとめている。
👉 女装で歩く上野|着替え・休憩・荷物まで回せる街

上野特選劇場は500円で入れる成人映画館

上野特選劇場は、上野オークラ劇場と同じ建物の2階にある。 入場料500円、席数71席で、営業時間は通常11時から21時まで、土曜日のみ翌朝4時30分までとなっている。
建物の外からシアターまでは、一般的な映画館より少し独特な順路になる。

階段を上がると正面に券売機がある

上野特選劇場の入口は、屋外の階段を上がったさきにある。
階段を上がる前の入口は、オークラ劇場という違う映画館だ。
上野オークラ劇場については、↓で書いているので、興味があれば参考にしてほしい。

女装で行く上野オークラ劇場|入ってからの流れと過ごし方
上野オークラ劇場は、名前だけ聞くと普通の映画館っぽい。実際、映画館だ。席に座って映画を観る場所だ。ただ、ちょっと普通じゃない部分は、上映している映画がピンクな映画なのだ。それだけではない、行ってみるとすぐ分かる事がある。ここは、ただピンクな...

階段を上がると、正面に券売機がある。 受付は券売機のすぐ左だ。 券売機と受付を通ったあと、左へ曲がって館内へ進む。
そこには、ベンチ、喫煙所、トイレ、その奥のシアターまで空間が続いている。 外から感じる建物の大きさより、中には人がウジャウジャいる。

上野特選劇場の館内図

ベンチの細かい数や設置数などうろ覚えなので、参考として見てほしい。

シアターの外にはベンチが多い

上野特選劇場の館内で目につくのが、いたるところに置かれたベンチだ。 壁際だけではなく、受付からシアターへ向かう途中にも複数あり、合わせると何十人も座れる。

映画の開始まで少し待つための椅子というより、長い時間そこに座って過ごすだけの人も多い。 一度シアターへ入り、外へ出てベンチに戻り、また中へ入る男もいる。
シアターだけでなく、その外側も館内の中心になっている。

平日昼間でも館内全体にはかなり人がいる

僕が行くのは、平日の昼から夕方にかけてが多い。 休日や土曜深夜の混み方とは違うと思うが、この時間でも館内全体が静まり返っていることはほとんどない。

座席には空きがあってもベンチは埋まっている

シアター内の座席には、平日なら空いている場所がそこそこある。 そのため、シアターへ入った瞬間は、それほど混んでいないように感じる。
だが外へ出ると、ベンチが人で埋まっている。

客層は30代から60代くらいの男が中心

僕が平日昼間に見てきた範囲では、客の中心は30代から60代くらいの男だ。 若い男がまったくいないわけではないが、中年以降の男が多い。
だが、隣のオークラ劇場と比べると平均年齢はかなり低い。

女装しても全員から注目されるわけではない

女装で上野特選劇場へ行くと、館内にいる男が一斉に寄ってくる場所を想像するかもしれない。 僕が実際に入って感じる空気は、それとは少し違う。

女装に関心を持つ男は確かにいる。 一方で、こちらをほとんど気にしない男のほうが多い。

館内の中心はゲイの男だ

僕が行く時間帯では、館内にいる大部分は男同士の相手を探しているゲイの男性だ。 女装を目的に来ている人ばかりではないため、僕が女装して歩いていても、まったく関心を示されないことが多い。

上野オークラ劇場や池袋oulのように、女装しているだけで無条件にチヤホヤされる場所ではない。 上野特選劇場では、女装しているから主役になるのではなく、多くの男の中に女装が混ざっている状態に近い。

近づいてくるのは女装狙いと女装でもいい男

僕に近づいてくる男を見ると、最初から女装を探している人と、男を探しているが相手が女装でも構わない人だ。
同じように近づいてくるため、すぐには区別できない。 それでも何度か通っていると、女装を見つけて一直線に来る人と、近くにいた僕にも手を伸ばす人では距離の詰め方が違う。
大部分の人には関心を示されないが、関心を持つ人はかなり早く近づいてくる。

シアター内ではサイドと後方に人が集まる

シアター内には当然、座席があり前方にはスクリーンがある。 だが、人が集まる場所は座席ではない。
スクリーンの左右と座席の後方には、座席のないスペースがある。 その暗い場所に立っている男が多い。

女装で立ち止まると10秒ほどで触られる

僕が女装した状態で座席の後方(立ち見)に立ち止まると、10秒ほどで体に手が伸びてくる。
先に話しかけられるとは限らない。 近くに男が来たと思ったら、そのまま触られることもある。

僕は座席には座らない

シアター内の座席には空きがあるが、僕はそこへ座らない。
立っていれば、嫌だと感じた時点で横へ移れる。 座席に入ると、隣や後ろに人が集まったときに抜けにくくなる。
僕の場合は、複数の男が寄ってきて収拾がつかなくなる場面を想像すると怖さが残る。

映画を見るなら座席へ座るのが普通だ。 ただ、女装した僕にとっては、腰を下ろすことで逃げ道が細くなる。 そのため、僕は立った状態で周囲との距離を確認している。
また、女装は大体後ろの立ち見の手すりに捕まった状態で触られることが多い。

そしてどうなるか

拒否をしなければ、10分で帰るは羽目になる。
シアター後方の手すりにつかまると、人が集まる。
服の上から、胸やお尻に手が伸びてきて、服の隙間から手が入ってくる。
うやがて、ブラがずらされ、スカートやズボンもいつのまにか下ろされている。
誰かが咥えても、10人くらいに囲まれているので、誰に何をされているのか分からない。
しかも、こういう場で鍛え上げられた彼らだ。
元々早めの僕には耐えられない。

上野オークラ劇場では1対1や1対2の交流が主なので、相手もペース配分をしてくれるし、相手にも余裕がある。しかしここはとにかく瞬殺される。
と、いうことで、僕はゆっくり楽しみたいのか、サクッと楽しみたいのかで2つの映画館を使い分けている。

上野特選劇場にいる人たち

ここまで、女装をしている僕中心の視点で書いたが、このシアターはどういう人達がいるかも伝えておく。

男同士の社交の場

シアター外の待合のベンチや喫煙所では、深い交流ではなく、男同士で楽しく喋っているのを良く目にする。

今は女装・女装を目当てに来る男が集まる場所が区切られているが、昔は女装とゲイが今ほど細かく分かれておらず、同じ場所へ集まっていた記憶がある。
誰がどちらを探しているのか曖昧なまま、男も女装も同じ空間に混ざっていた。
上野特選劇場のベンチで男たちが笑いながら話す姿を見ていると、その頃の集まり場に近い懐かしさがある。

ベンチでは話しかけられることが多い

僕がシアター外のベンチに座っても、特に何も起こらないことが多い。 近くの男から話しかけられることはあるが、シアター内のように、すぐ体へ手が伸びてくる空気ではない。
そして、僕を性的に見ているとも限らない。
女装には関心のないゲイの男性が、ただ話し相手として隣に座ることもある。

少し性格の悪い言い方をすると、女装好きの男だけが集まる場所では、僕らは選ばれる側だ。 こちらから何もしなくても男が近づいてくるし、少しくらい偉そうにしていても、会話や誘いは向こうから来る。
上野特選劇場のベンチでは、その前提がない。 女装として値踏みされるのではなく、そこにいる一人として会話が始まる。 僕にとっては、その距離が少し新鮮だ。

シアター内の人たち

シアター内へ入ると、女装の僕は立ち止まっているだけで交流が始まるため、周りをゆっくり眺めている時間があまりない。

それでも少し目を向けると、座席には暗がりで何をしているのか分からないカップルが多数いる。
また、シアター後方の壁際では、立っている男の前に別の男がしゃがみ込んでいる。
さらに横を見ると、また立っている男がいて、その前にもしゃがんだ男がいる。
立つ人としゃがむ人が交互に並び、遠目には妙に規則正しい。
上野特選劇場のシアター内は、とにかくそんな場所だ。

まとめ|上野特選劇場へ女装で行く前に知っておきたいこと

上野特選劇場は、女装を見てもらうためだけの場所ではない。 映画を見る人(はいない気がするが・・・)、シアター外のベンチに座る人、男同士の真面目な交流を探す人、真面目じゃない交流を探す人、その中で女装へ関心を持つ人が同じ館内にいる。
それぞれの目的が混ざっていると知れば、館内で起きていることも少し読みやすくなる。

女装すれば歓迎されるとは限らない

女装して入っても、大部分の男はこちらへ関心を示さない。
女装が似合っていないわけではなく、探している相手が違う。 上野特選劇場では男同士を探している人が多く、その中に女装狙いの男と、相手が女装でも構わない男が混ざっている。
一方で、女装へ興味を持つ男は急に距離を詰めてくる。  女装姿への反応だけを求めて入ると、この振れ幅に戸惑うと思う。

特選はカオスなのか

ほかのハッテン場へ行った経験がない人なら、館内の光景を間違いなくカオスだと感じる。
座席には空きがあっても、シアターのサイドや後方には男が集まり、外のベンチにも何十人と座っている。
ただ、女装で入る側からすると、人が多いという前情報さえあれば、想像していた範囲の場所でもある。 シアター内も接触は多いが、何も分からなくなるほど荒れた空間ではない。

ただ女装との交流目的で入る男にとっては話が違うようだ。
自分は女装に触れる側のつもりなのに、逆に他の男から触られることがあり、それが想定外で怖くなって行けなくなったという話も聞く。

また、シアター内では人が重なり、体を押されることもある。
スリ目的で来ている人もいると聞くため、僕なら入場料の500円だけを持ち、財布やスマホなどは建物の外にあるコインロッカーへ預ける。
接触が前提の場所では、ポケットに入れているから安全とは言い切れない。
コインロッカーの鍵も注意が必要。


着替え用の服やメイク道具まで持って館内へ入ると、荷物がいっぱいになる。
僕は上野か御徒町の快活CLUBなどで着替えとメイクを済ませ、必要のない荷物をコインロッカーへ預けてから向かう。その方が身軽で動きやすい。
👉 快活CLUBで女装する|着替え・メイク・外出拠点としての使い方

嫌なときはシアターの外へ移る

シアター内と比べると、外のベンチは想像以上に穏やかだ。
僕が座っていても特に何も起きないことが多く、近くの男から話しかけられることはあっても、暗いシアター内のようにすぐ体へ手が伸びてくる空気ではない。
触られたくないときに、その場にい続ける必要はない。
嫌だと感じたら立ったまま場所を変えるか、扉を越えてベンチへ移る。
館内から出なくても、シアターの外へ出るだけで男との距離を取り直せる。

上野特選劇場は、座席、サイド、後方、外のベンチで人との距離が大きく変わる。 女装すれば無条件に歓迎される場所ではないが、シアター内と外を切り替えれば、自分が受け入れられる距離に戻れる。 館内図だけでなく、どこに人が集まり、扉を越えると空気がどう変わるのかまで知っておくと、特選のカオスさも必要以上に大きくは感じなくなる。

結論としては、「500円だから社会経験として一度行ってみれば」といいたい。

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